タヌポンの利根ぽんぽ行 利根親水公園1(施設)

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利根親水公園 目次



関連リンク


利根親水公園が造られて開園したのは2001(平成13)年9月と記されています。
タヌポンが初めてここに訪れたのは2004年の秋でしたが、もう晩秋であまり見所もなく、
天候もよくなかったせいか寒々とした感じでした。

ここは「親水」という名前でもわかるように初夏から真夏、秋口までがいいですね。
その後、春にきたときは、アヤメ(実はカキツバタのようです)がとてもきれいに咲き揃っていましたし、
真夏には古代ハスも見事でした。
池の中央を横断して桟橋がかかっていますから、なかなか楽しい散歩もできます。
最近は、メダカなど小魚などを子供たちが捕っていたりして遊んでいるのも見かけました。

さて、この利根親水公園1では、公園内の主な施設を紹介します。
施設といっても、要するに、季節の花や景色以外のもの、ということです。
親水公園の季節の花、自然、景色については、利根親水公園2(景色) で紹介します。
左に目次があり、交互にリンクしていますので、見たい箇所があれば、クリックして見てください。


立木地区周辺マップ

利根親水公園は 蛟蝄神社 の南にあります。

タヌポンは、最初、豊田南用水のことを知らず、新利根川しか知らなかったため、
この公園は新利根川の河川敷かなにかを利用して造られたのだろうと思い込んでいました。
ところが、実際は新利根川ではなく、豊田南用水のほうに関連しているもので、
しかもその用水の本流脇の湿地帯を利用して造られたものらしいことが分かりました。

所在地 茨城県北相馬郡利根町中谷1628

交通 電車:JR常磐線取手駅下車立崎行きバス「立木新田」で下車徒歩5分。
クルマ:県道取手線沿いの歴史民俗資料館(〒300-1615 茨城県北相馬郡利根町中谷967/TEL:0297-68-4600)
生涯学習センター(0297-68-3263)より北に5分。

駐車場 普通車7台

問い合わせ先 利根町観光協会事務局 役場 経済課内
〒300−1696 茨城県北相馬郡利根町布川841−1
電話番号:0297-68-2211 ファックス番号:0297-68-7989

案内図 以下は、利根町公式ホームページより転載(他県からの方はこの地図が分かりやすいですね)。

案内図

1.正門

親水公園正門入口

親水公園の正門です。
クルマがらくらく入れる広い入口です。

トイレと水呑場

トイレと水呑場

上は、トイレと水呑場。
正門を入ってすぐ右手にあります。

正門の左は駐車場。まあまあ広いので、
まず混雑することはありません。

ここには自動販売機はありません。

親水公園の前の道路は「農免道路」と呼ばれているようです。写真左方向は取手方面、右は、県道立崎羽根野線にぶつかります。
上の立木地区周辺マップでは分かりにくいですので、利根町中南部マップ を。マップの右上です。分かりにくさは大差ないか。

親水公園入口

2.正門西の簡易入口

取手方面、布川などから農免道路をまっすぐ東に進んでくると、正門の手前に簡易入口を見つけることができます。
2ヵ所ありますが、これらの入口には駐車場はありませんので、あくまでも、徒歩や自転車の場合です。

水門

西入口の左手にある水門 西入口の左手にある水門

目印が上の水門。ここで、豊田南用水の水量を調節しています。1つ目の簡易入口手前にあります。
右は水門から親水公園方面を見た光景。公園はこの用水の右手になります。

簡易入口1

水門前の道路(下左写真)を少し進むと1つ目の簡易入口です。簡易入口1を入ってすぐ右手には「あずまや」があります。

正面入口の手前西の道路 1つ目の簡易入口
車道から簡易入口1を見る

農免道路をクルマで来ると、
車道から左のように簡易入口1が見えます。
正門はもう少し先です。

簡易入口2

2つ目の簡易入口 2つ目の簡易入口

簡易入口1からわずかの距離で2つ目の入口にたどり着きます。入るとすぐ右手、池の手前に「整備事業の看板」が建っています。

土地改良記念碑

2つ目の簡易入口

簡易入口2と正門の間の道路沿いに建っています。
平成17年(2005)2月建立。
ということは、親水公園ができた後に造ったんですね。

碑文を読みたい方はクリック拡大してください。
土地改良記念碑はこの北西にもありますね。
マップにも掲載しています。
もうひとつの土地改良記念碑

3.入口

前方

入口から正面前方

入口前に植わっているのは ハマナス
白い花、赤い実をつけます。

正面には桟橋が見えます。
その先右にはヤナギの木でしょうか。

外灯もありますね。
夜間でも入れるというわけですか。
どうなんでしょう。
なにかイベントがないと夜はさすがに・・。

左手

簡易入口方面。あずまや などがあります。左手には 紫陽花(アジサイ)小手毬(コデマリ) などの花が咲きます。

入口から左前方

右手

何の木かわかりませんが1本。動物の形みたいな葉の茂り方ですね。ずっと先から左手にぐるりと回れます。

入口から右前方

Topics: 新看板

新看板

2012年の5月。久々に行ったら、
こんな看板が建てられていました。
いままでで、いちばん
デザイン的にはいいじゃあないですか。
この調子で、さらに美しく・・・

4.桟橋

中央桟橋

中央桟橋

ここからは、なにはともあれまっすぐ
中央の桟橋へ歩いてみたくなりますね。
途中で、左右に分かれています。
そこまで行ってみましょう。

中央桟橋の交差点

中央桟橋さらに左右へ桟橋が続いています。下の写真左が左方(西方)、右が右方(東方)をそれぞれ眺めたところ。
どちらもただまっすぐではなく、曲がっていたり、途中で少し広くなったり変化があるのがとてもいいですね。

中央桟橋から西方を見る 中央桟橋から東方を見る

左桟橋のポイント

なかほどに広い踊場のようになった場所があります。その前後には現在はスイレンなどの水生植物がたくさん植えられています。
また、左(西)方面は、夏は 古代蓮(オオガハス) が群生しています。桟橋からの眺めも圧巻です。

中央桟橋から西方を見る 左桟橋の踊場

右桟橋のポイント

しばらく進んだところでは左右に水生植物が見られるほか、左手には、紫陽花(アジサイ) や、木橋・やなぎの風情を楽しめます。

踊場左右に水生植物 木橋ややなぎ、アジサイなど

5.やなぎ

柳

柳と言えば、♪昔恋しい銀座の柳とか、 ♪土手の柳は風まかせとか(古いなあ)。
柳の下にどじょう。もしくは、幽霊。
それから、九州の柳川・・・。
柳川鍋・・・あっ、ちょっとちがうか。

子供の頃は、
とくになんということもない木と
思っていましたが、大人になってみると、
柳ってなかなかいいなあ、なんて。

ここ親水公園には
北側の用水に沿って
4.5本植えられています。

あっと、ここにもどじょうが
いるみたいですよ。
♪ホタルの宿は川ばた柳・・・
蛍なんかが飛ぶようになるといいですね。

柳 柳

♪昔恋しい銀座の柳
東京行進曲(そんな題名とは知りませんでした)
佐藤千夜子(知りません)
昭和4年(生まれてません)

♪土手の柳は風まかせ
大江戸出世小唄(そんな題名とは知りませんでした)
高田浩吉(知ってます)
昭和10年(生まれてません)

ほとんど知らないハズなのに、もしカラオケがあれば正しく歌えます。「東京・・」に「大江戸・・」。やなぎって、粋、なんですね。
♪ホタルの宿は川ばた柳は「蛍」という題名の唱歌。これも歌えます。著作権なし、なのに、だれもYouTubeには載せてないようです。


6.木橋

木橋と畔の柳

入口から北に直進し桟橋を渡り右折、
しばらく行くと木橋に差し掛かります。

橋の畔の柳もいい感じ。
わずか5mほどの小さな橋ですが、
少し太鼓橋風で風情があります。

橋の遠景・橋からの遠景

下左は桟橋からのカット。右は橋上から手前方面を見たところ。

木橋 木橋南向き

橋の左右

橋の下を流れる水は豊田南用水で、下の写真左が向かって左(西方)。このしばらく先に、最初紹介した 水門 があります。
写真右が反対側東方を見た場合で、このあたりから用水の幅が広がって湖のように膨らんでいます。
ときどき白鷺が飛んでいたり、カワウなども見かけましたから、川魚がいるようなのですが、
少し下流でヘラブナに挑戦していた釣り人に聞いてみると、「アタリがないねえ」。ブラックバスなら少しいるようです。

豊田南用水(西) 豊田南用水(東)

橋の向こう側

橋の向こうは、親水公園の外になり、左右に路は通っていますが雑草が生い茂る農道のような砂利道です。
下右は、橋を渡って向こう側からこちら側を見たところ。手前は雑草ばかりですね。

木橋北向き 木橋南向き

前方には 蛟蝄神社奥の宮 などがある立木地区の丘陵が見えますが、その手前には広く湿地帯が横たわっています。
実は、この湿地帯のすぐ向こうに、新利根川が流れているのですが、ここからは見えません。

新利根川手前の湿地帯

7.ベンチ

ベンチ

多くはありませんが
ところどころにベンチがあります。

タヌポンがあまり好きではない
木製に見せかけたコンクリート製ですが
仕方ありませんね。

でも、500年も経てば、
風化していい味がでるかも・・・。

500年前は戦国時代。 変わったといえば
変わったし、変わらないと思えば変わらない。
とすれば、500年後もそんな感じでしょうか。

ベンチ

8.水辺

東方を見る

池のいちばん西方にまわれば
少し流れを感じさせる水辺に。

このあたりから東方を眺めると、
左のようになります。

水辺 水辺

初期の水辺

初期の水辺

これは2005年の冬の時点での同地点。
桟橋の最西端あたりから逆方向に見たところ。

植樹のためなのか、水位は浅いというか、
ゼロに近いところもありました。
水辺というイメージではなかったのですが、
現在は、すっかりそれらしくなっています。

9.整備事業の看板

整備事業の看板

園内の地図が記された看板なのですが、
「水環境整備事業 豊田地区」というタイトル。
「なに、これ?」という思い。

まず第一に利根親水公園の名前を掲げ、
園内の設備や植樹の種類、季節ごとの見所のポイントなど、
そうした情報を紹介してほしいですね。

地図も単に設計図面をそのまま入れ込んだだけのようですし、
看板の設置場所がヘンですね。なぜ正門前近辺ではないのでしょう?

「古代ハス・・・カキツバタが咲きそろう・・・水と緑の利根親水公園」
−園内設備と植樹の紹介−等々でいいのでは?

整備事業の看板

看板のなかでひとつだけ気に入った文言・・・「きらめき池」。
こんなセンスがあるのなら、浸水いや親水なんてお役所?言葉はやめて
「利根きらめき池公園」としたら?

「整備事業」のPRをどうしても入れ込みたいのなら、
「利根親水公園は水環境整備事業の一環として造られています」を
末尾に小さく入れ込むのが奥ゆかしいというものです。
こうすれば、造成元への好感度もよりUPすると思います。

10.あずまや

あずまや

看板からさらに西方。
小高くなったところにあずまやがあります。
テーブルと4脚の椅子が
設置されています。

これも、コンクリート製ですが、
陽射しの強い真夏など
ちょっと一休みに最適。

タヌポンも チョコ を連れて
家族でやってきたとき、
ここで軽食をとったりしました。

簡易入口1簡易入口2
ここからわずかのところです。

あずまや あずまや

11.東端

さて、いちばん東のほうはどうなっているかといいますと・・・。以下が、公園の東端。

東端 東端から西を見る

先に小さな水門があってその先の豊田南用水へ流す量を調整しているようです。右の写真は桟橋東端から西方を見た風景。


利根親水公園2(景色)

(12/05/17 追記) (11/02/14 再構成) (07/06/17・07/06/15・05/08/17 更新) (04/12/19)
(撮影 12/05/14・07/06/16・07/06/09_11・07/05/27・07/05/04・06/11/12・06/07/29・05/11/13・04/10/24)