気になる果実

果実といってもトリビアの実みたいなもんかなあ?



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彼岸花

彼岸花
サイト開設の日(9月18日)の何日か前ころから、近くの利根川の土手に彼岸花が一斉に咲き始めた。
毎年、この頃に咲いていると妻はいうが、ものがよく見えていない(自嘲)わたしはついぞ記憶がない。
暑さ寒さも彼岸まで、とはよくいったもので、きょう(04/9/18)はとても清々しく、暑かった2004年の夏もやはり終わってしまうのか、と感慨深いものがある。(画像クリックで別カット)

彼岸花には別名がたくさんあって曼珠沙華(まんじゅしゃげ)というのもそのひとつである。
これは、わたしが好きな唄「長崎物語」(曲名索引「な」の項目から選ぶ・・・演奏音が出ます、注意)のなかで歌われているのが有名だ(年輩者にはだが)。

♪赤い花なら曼珠沙華、オランダ屋敷に雨が降る
濡れて泣いてるジャガタラお春♪

昭和10年代、わたしたち(わたしと妻)が生まれる10年以上も前のヒット曲だが、
わたしは唄の好きな姉たちがよく口ずさんでいたので自然と歌詞・旋律を覚えてしまった。
歌手の由利あけみという方は残念ながら記憶にない。

ホラー小説&アドベンチャーゲーム弟切草の第2弾のタイトルに使われるくらいだから少々、そんな雰囲気がある花らしい。
別名「死人花」(しびとばな)ともいう。
墓参りの時期に咲き乱れること。
また、花の時期には葉がつかない性質があり、伸びた茎の先だけが真紅に染まる。
そんな佇まいは、真っ赤な灯明、死者を弔う明かりのようにみえること。
このようなことから、あまり縁起のいい花とはされていないようだ。
球根には、アルカロイドの一種のリコリンという毒も含まれているという。

しかし、そのリコリンとは学名の Lycoris radiata からきているらしい。
また、その Lycoris(リコリス)とは、ギリシャ神話の海の女神で、彼岸花の美しさを讃えて付けられたという。
彼岸花とは呼ばずにこの リコリス という名で ガーデニングを始めている向きもある。
わたしもそちらの意見に賛成だが、真紅=辛苦、彼岸=悲願、という雰囲気も謎めいていて嫌いではない。

ところで、曼珠沙華の唄「長崎物語」だが、台湾では 李清風という歌手が黄思[女亭]というCDアルバムの中に収録している。
題名がなんと「三國誌」。
わたしはなんとなくこの花が好きになりそうだ。

ひまわりからコスモスへ
時はひまわりからコスモスへ。

彼岸前後
1週間の命を紅く染めて・・・。(クリック=9/18→10/2)

晩夏の火花
晩夏の花火

曼珠沙華
赤い花なら曼珠沙華

ススキとタヌキ
この写真を撮っていたとき、奇しくも風に乗ってどこからともなく太鼓の音が・・・。
まだ夕方だし、時節も夏の終わりでしかも土曜日。どこかで祭りがあるのかまたは太鼓の練習なのか・・・。
しかし、利根川を見晴らそうと土手にあがると途端にその音は掻き消えてしまった。
これはもしかすると狸囃子かも知れない。
そう思ってデジカメの電池も切れたので家に戻ろうと土手から降りると、微かにまた太鼓の音が聞こえる。
ふと見上げると、見事な薄(ススキ)が夕焼け間近の空を背景に風にそよいでいた。
まだこの時季でこの時間なら狸囃子ではないんじゃない? とは、妻の意見。

(5つの画像はそれぞれクリックすると若干、拡大できます)

彼岸花その後
彼岸花その後
薹が立ち花が咲いてから葉が伸びてくるのも、
不思議と言えば不思議な彼岸花。
左の写真がそれ。
(05/12/04追記)(05/11/26撮影)



彼岸花 novel & game world

彼岸花

リコリンのリンクは、帝京大学薬学部 木下武司氏のサイト「生薬、薬用植物と身近な野生植物のページ(木下武司ホームページ)」の1ページです。

(06/10/03=期せずして2年後の同日・04/10/03 クリック画像追加)
(04/09/19)(04/09/18撮影)