イントロの刺身

イントロとはさわりだけ。
ちょっと調べてみただけ。
だれか様の受け売り。
でも見た目だけは旬なもの、
撮れたてのものにしたいナ。
なんてったって刺身って
言ってしまったけんね。

TOPページわびさび写真館>イントロの刺身2品目:どんぐり

どんぶりこって何だ?

どんぐり

♪どんぐりころころどんぐりこ〜
と歌っている人、いないかナ?

正しくは
♪どんぐりころころどんりこ〜
なんですゾ。

エーーッ、ウソ、ホント?

と、疑う人は、以下を聞いてみて。

ちゃんと、どんぶりこ〜っていってるでしょ。

調べたら、青木存義作詞・梁田貞作曲なんて、昔のひとだね。
どちらも初めまして、という感じだね。
題名も、どんぐりじゃなくて、どんぐりころころ、なんだね。

ところで、「どんぶりこ」って何さ?
「どんぐりこ」なら、どんぐり子なんだろうけど・・・。

さあ、クイズ、クイズ。

次の中から正しいものを選びなさい。(制限時間:30秒)

  1. 丼子。どんぐりが丼に入っているさま
  2. 単なる語呂合わせ。「どんぐりこ」じゃつまらないから、こうした
  3. 祇園じゃなくて、擬音。お池にはまる音、「どっぶーん」をかわゆく表現

答えは・・・うーーんと、よくわからない。何だそりゃ? 多分、3かな。

ところで、とくいな脱線だけど、

とんぶりって知ってる?

ただいま、写真準備中です。

たぬぽん・とんぶり本舗

「畑のキャビア」とか「陸のかずのこ」なんて言われている緑色のつぶつぶ。
秋田県比内地方で穫れる。(比内っておいしいものが多いねえ。比内鳥も有名だし)。
わたしは魚のたまごがこの世でいちばん好きだから、似ているとんぶりも好物なのだ。

ほうき草の実を加工したもので、江戸時代から伝わる特殊な技術で造られているということだ。
(秋が収穫だろうから、手に入ったら左の写真欄を埋める予定、少々お待ちを)


とんぶり

11月3日、やっと「とんぶり」入荷!

文化の日についにスーパーで見つけたとんぶり。
左の写真がそう。茶色っぽいが、本来は濃い目の緑色とか。
「秋田名物、八森はたはた、男鹿でオガブリコ」(秋田音頭)のハタハタの子をブリコというが、とんぶりの名は唐(中国)から来たブリコ(唐ブリ)という意味でその名がついたという説も・・・。(ちなみにわたしはハタハタの子も大好物である)
とんぶり自体は味がなくプチプチした食感を楽しむものだが、マヨネーズであえてもいいし、とろろやわさびしょうゆを加えて酒のつまみとしてもおいしい。
(04/11/04撮影・追記)

どんぐり19種。

さてさて、今回はどんぐりが主役なんだから、話を戻して・・・。
どんぐりってどれくらい種類があるのだろう?
最初の写真はたくさんあるように見えて、たったの2種類だけ。
でも日本のどんぐりはなんと19種類もあるのだそうだ。
ほかのHPでも詳しく紹介しているが、
何もしないのは何なので、わたしなりに表にまとめて見た。それが以下。

殻斗の形 中上
ブナ科
コナラ属

卵型
イガイガ帽子型 クヌギ カシワ・アベマキ
縞模様茶椀型 オキナワウラジロガシ

鱗模様茶碗型 ミズナラ・コナラ ナラガシワ・ウバメガシ
縞模様茶椀型 アカガシ アラカシ・ウラジロガシ・シラカシ ハナガガシ・ツクバネガシ・イチイガシ
シイ属 包装紙型 スダジイ ツブラジイ
マテバシイ属 鱗模様茶碗型 マテバシイ シリブカガシ

(注意:上記のどんぐりの大きさ等に関しては「ウッディのもりはともだち」の記述を参考にさせていただきましたが、08/12/16以降、サイトは閉鎖されています)

さて、それではクエスチョンです。
写真のどんぐりはそれぞれ何という名前でしょうか?

どんぐり1 どんぐり2

わたしは、クヌギとシラカシだと思うんだけど(何だよ、わからないのかよ)→ ほぼ正解と判明(04/11/14)

感想:

今回はいまいちだなあ。

(04/10/09) (04/09/24撮影)


どんぐりのことなら以下の本でくわしく・・・。


追記1:どんぐり&熊 事件その1

なヤツだぜ、どんぐり君。

郷里の金沢市や富山市などでが民家に出没しているニュースがこの2、3日ほど続いている。
それも、異常気象のせいでどんぐりなどの、木の実ナナさんではなく
木の実がとれなくなったのが原因のひとつらしい。

おっと、悪いのはカシワ・アベマキ君兄弟ではなく、エルニーニョ・ラニーニャ兄妹のほうか。
(El Ninoは男性名詞、La Ninaは女性名詞、どちらもスペイン語)

どんぐり軍団&ニーニョ・ニーニャ兄妹いわく、

「悪いのは自然破壊をする人間だい!」

ひぇーッ、す、すいません。
(04/10/14)

追記2:どんぐり&熊 事件その2

4トンって、どんぐり何コ?

どんぐりを取り上げたら、なぜかどんぐりのニュースがことしはどんぶりこと続いてくるから不思議、不思議。

10/21の日経夕刊に、「善意のどんぐり募集中止」。
なんでも熊のエサ用にと保護団体が全国に呼びかけたら、大量4トンも集まった。
さらにどんどん増えそうなので、いったん募集を中止にしたのだそうだ。

どんどん、どんぐり

大きな木の下では、こんなにどんぐり(シラカシ)が落ちているときがある。

写真は茨城県北相馬郡利根町「円明寺」(えんみょうじ)境内で撮影。
かき集めたわけではなく、自然のままの姿である。


(04/11/13撮影・追記)

しかし、研究者の間では、全国の多種のドングリの交雑によって、「生態系を乱す」、ネズミなどのエサになってしまって「農業被害が増える」などの意見が出て「自然に干渉しすぎ」との批判も寄せられているということだ。

保護団体は「日本熊森協会」(森山ゆり子会長)というのだそうだが「ゆうりんきょうかい」と呼ぶのだろうか。熊にしてはやさしい名前だなあ。

善意もやさしさも難しいもんだね。けっきょく最終的にはどうなるんだろう?

北陸地方のどんぐりは不作らしいけれど、全国のほかの地区では豊作なのかしら?
ちなみに、異常気象などのせいかはわからないけれど、どんぐりはある年にたくさんとれても、
翌年はほとんど生らないとか、またある種類が豊作でも別のどんぐりはぜんぜん実がつかないとか、
またそれも隔年でそうなったり、2.3年不作や豊作が続いたりとまったくその規則性がわからないらしい。

それぞれの種類を何年かその年の天候とあわせて10数年ほど統計をとってみないとなんとも言えないようだ。
だれかやってみてくれないかなあ。わたしはだめ、ちかくにそんなに種類ないから。ごめんね。

わたしの感想:
保護団体様へ。各2、3個ずつでいいから全種類、撮影用にきれいなやつくれないかなあ。
いちばん大きいオキナワウラジロガシなんかあったら、ぜひほしいなあ。
葉っぱもついてると、なおいいんだけど。えっ?勝手?まあね。
(04/10/22)

追記3:

おっと、別件、事件!

これは、気になる果実4で、ということで、さあリンクリンク

(04/11/11)

追記4:どんぐり&熊 事件その3

枯れが進行!

またまた新聞に載る!日経本日(11/13)朝刊1面の「春秋」。
松枯れとは別に「楢枯れ」が進行しているという。楢(なら)とは、ミズナラやコナラ。これは、どんぐりのなる木だ。

コナラのドングリ 右がコナラ

(左の写真はコナラのどんぐり。「季節の花300」からお借りしました。右の写真では、右の縦長のどんぐりがコナラ・左はシラカシです)

楢の立ち枯れが広がっている地域が、今年の秋、熊が出没した地域と一致する。
すなわち、富山、石川、福井など北陸地方、日本海側の地区である。
結果的に枯れるのはキクイムシのような害虫によるものらしいが、樹勢を衰弱させこうした害虫に蝕まれる要因となっているものとして、この地方に特有の酸性度の高い積雪が疑われているという。

こうした構造的な楢枯れでどんぐりが不作となり、猛暑と台風が追い討ちをかけた。
猛暑や台風は今年だけかも知れないが、雪は毎年、いくらかは降るから、これからはずっと熊が出没するようになるのだろうか?
そういえば、昔、わたしの故郷、金沢で見たのはこの縦長のどんぐりだった。
コナラだったのか・・・。

(余談であるが、映画「楢山節考」の楢山とは架空の地名で、信州の山奥の村が舞台ということになっている。実際の構想舞台は作者深沢七郎氏の実家、石和近隣にある村だそうだ)

(04/11/13)