狸囃子について

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雨と2階での狸囃子

その後、2005年の後半から翌2006年前半にかけて2回ほど、これもかすかなものながら狸囃子を聞くことになります。
しかし、残念ながらいずれのときも音源を追いかけることはできませんでした。
ほんの数分しか聞こえなかった、というより、少し場所を移動しただけで聞こえなくなってしまったからです。
ただこの2回の体験にはそれまでとちがう特筆すべきポイントがそれぞれありました。
それを今回、ご紹介することにしましょう。

2005年10月8日に「緊急報告」として以下の記述をしました。

いま、狸囃子らしき音を聞いています!!!2005/10/08 18:40現在
パソコンに向かっていたらすぐ右にある庭から道路にへ続く方向から突然、それらしき音が聞こえました。(5分前より)
いまもかすかに聞こえます。

18:37 トイレに行って耳をすますと往年の時よりも音は小さいが確かに以前の音です。
18:39 玄関を出てみると、何と雨が降っているではないですか!
このことがさらにこれが「祭囃子ではなく狸囃子」である、という確信を深めました。
しかしながら、その方向は漠として、音源を追うというのはとうてい無理な感じです。

現在、妻と娘は買い物で出かけており、わたしひとりの確認です。

パソコンの席にもどり・・・。
2.3分前までは聞こえていましたが、いまは途絶えています。

以上、緊急報告。

上記のポイントは「雨」です。
というのは、このサイト開設前(04/09/18以前)までのよく狸囃子が聞こえていた頃は、
それが雨の日であるという記憶はまったくなかったからです。
記憶というよりいまとなっては印象とでもいうべきかも知れませんし、実際は雨の日だったのかも知れません。
それでも、はっきりと聞こえたという確信だけはあるので、とても雨という「雑音」が混じっていたという気がしないのです。
今回はこうした記述をしていますので2006年10月8日が雨の日であったことは事実であり、
このことは狸囃子の発生する気象条件として雨の日が該当しないわけではないことを
今後、留意しておく必要があると思いました。
ただその日の狸囃子を聞いたときの雨は、降っているのが気づかなかったほどの時雨程度のものであったことも
同時に記憶しておきたいと思います。

2階

さて、歳が明けて先日、またいままでとはちがう設定で、これもかすかなものながら狸囃子を聞くことになります。
これが2006年3月3日のこと。ひな祭りというのは関係ないでしょうね。
あれっ、もしかしてどこかでお囃子が・・・?まさかそんなことはありませんよね?
今度のポイントは、気象ではなく、「聞いた場所」です。
というのは、これまで階下のトイレというのが「定番」だったのですが、今度は初めて2階で聞くことになります。
時間は午前9:30頃の数分間。布団の中でそれを聞きました。
そのときの様子はこのサイトの旧BBS「たぬぽん掲示板」3月3日付[138]の記事に少しだけ記しました。
以下、その原文です。

熱を出して午前中、寝込んでいたら、なんとかすかに狸囃子が・・・。
2階で聞いたのは初めて。すぐ階下の家人に電話したら「聞こえない〜」。
2階のほうのトイレにいってみたが聞こえない。布団に戻るとピタリと音は止んでいた。
残念だけど、なんとなくよかった。この話はこれだけだけど、病み上がりなのでのちほどブログで。

ブログには追記していませんが、本編をいまここでまとめているわけです。
上記がすべてで重要な事実の追加は何もありませんが、BBSでは「狸囃子について」をひととおり読んでない人は
なぜわたしが「2階のほうのトイレにいってみた」のか分からなかったでしょうね。
トイレでよく聞こえる、という前提が分からないわけですから。
階下の家人に電話したら・・・から「聞こえない〜」までには、家人の「1階のトイレでの調査」のことが省略されています。
それは娘と妻の調査でありわたし自身がそうしたわけではないのですが、
わたしだけが聞こえるというのでは意味がないですからね。
わたしは彼女たちにも2階のわたしの布団での狸囃子を確認させたかったのですが、
2階のトイレに行った後、というより、わたしが布団から出た後に音は消えてしまったようなのです。
アリバイや証言など家族・身内は無効とはいうもののもうひとりは体験者が欲しかったのですが残念です。
これでは「熱」に浮かされて聞いた幻聴と言われかねません。
しかし、熱が出ていたのはその前夜で、狸囃子を聞いたときは平熱に戻っていたのですが・・・。

ともあれ、今回は「2階で聞く」という初体験をしました。
これはおそらく初めてのことと思います。
しかし、この半年の期間でわずか2回ほど狸囃子(らしきもの)を聞いたわけですが、
その2回とも、従来とは異なったシチュエーションであったことがなんとなく不思議に思います。

次回、わが家の狸囃子はどんな新たな意外性をもたらしてくれるのでしょうか。
「わが家の狸囃子」ではなく、もしかして、ついにほかの場所でわたしが聞くことになる、そんなことも視野に入れて・・・。

(06/03/12)