イントロの刺身

イントロとはさわりだけ。
ちょっと調べてみただけ。
だれか様の受け売り。
でも見た目だけは旬なもの、
撮れたてのものにしたいナ。
なんてったって刺身って
言ってしまったけんね。

TOPページわびさび写真館>イントロの刺身5品目:ガマズミ

ガマズミ

秋に赤い実をつける植物はたくさんあるのだけど左のガマズミもそう。

でも、写真をよーく見ると、真ん中あたりになんか毛がはえた少し大きめの実がいくつかついている。分かるかな?

さて、これはなんだろう?
これもガマズミの実なんだろうか?

実は、この実は、うーーん、ややこしいなあ、最初のほうは「じつは」なんだけど・・・。


ガマズミミケフシタマバエ

じつは、この実は「虫こぶ」(虫瘤=ちゅうえい)と呼ばれるもので、
昆虫などの虫からの刺激によって、植物の細胞が増えたり大きくなって、形が変形したもののひとつなのだそうだ。

牛久自然観察の森・ネイチャーセンターの女性がとても親切に教えてくれた。

もう少し調べて見ると、このガマズミにつく虫は、
「ガマズミミケフシタマバエ」(なが〜い名前だね)というハエの一種であることがわかった。

ガマズミのズミというのは酸っぱい実という意味なのだが、熟すると甘みが増すという。
鳥たちのエサになるばかりでなく、果実酒もつくれるということだ。

したがって、ガマズミミケフシタマバエは、
せっかくガマズミに産み落とした自分の卵や孵化した幼虫が鳥たちに食べられないように、
こうした毛がはえたおいしくなさそうな虫こぶに、
ガマズミの実を変形させていくという知恵を働かせた(長い説明だ)ということらしい。
なかなかやるもんだね。

ところで、ガマズミ酒って、おいしいのかなあ?

ガマズミ

(04/11/05) (06/11/04・04/11/03撮影:牛久自然観察の森)